藤井聡太二冠、高校の単位は大丈夫? 出席日数と曜日別対局数
国立では唯一の併設型中高一貫校として知られている名古屋大学教育学部附属高校に通学している「藤井聡太君」。
藤井聡太二冠、高校自主退学←「空間のギャップ」とタイトル防衛戦からの逆算か
高校の単位は大丈夫か?
同じ曜日に対局が集中していないか?
同じ曜日に何度も学校を休むと、その曜日に授業がある科目の単位が取れなくなる危険が高まる。
そこへ…
「タイトル戦は欠席扱いにならない」という新情報が…
また、補充や補修などのサポート体制はあるとのことなので、ひとまず「詰めろは逃れた」くらいの状況か。
参照:東海テレビ~現状は出席日数OK 学校「サポート体制あります」
…とはいうものの…
「救済、先にありき…」というほど甘いものでもなさそうなので、原理原則が何かくらいは知っておきたいところ(…ってまあ、アカの他人が知ったところでどうなるものでもないが…)
高校の場合、科目ごとに、授業の全コマ数の3分の1以上を欠席するとその科目の単位が取れなくなり、進級できなくなると言われている。
年間70コマの科目(週2コマペース)というのがいくつかあるそうだが、その科目については年間で24日以上休むとアウトということになる。
※例えば、月曜日と木曜日に授業がある科目があった場合、月曜日と木曜日の欠席日数の合計が24日以上になると激ヤバということになる。
※70は厳密ではなく、多少の増減があるんだとか?
また、学校は「特別扱いしない」方針のよう。
2018.5.19神戸新聞
藤井聡太七段、高校進学後安定感増す。心配されるのは出席日数。4、5月の対局はここまで5局とそれほど多くはないが、今後勝ち進めば増えることが予想される。日本将棋連盟によると学校では特別扱いしていないため今後は土、日曜や夏休みなど授業のない日の対局を増やしていき方針。 pic.twitter.com/zZ5N2qI7QX— すみれ@藤井聡太七段情報収集アカ (@syougiaka1) 2018年5月21日
2018年度、2019年度は、順位戦のある火曜日は学校を欠席することが多く、火曜日に授業がある科目の出席日数は足りているのかいないのか?
まさに、「詰むや詰まざるや」みたいな状況だったのではと推測される。
2020年度・藤井棋聖の曜日別対局日数
2020年度(79期)順位戦B級2組の対局は、予定では水曜日に集中する(第79期順位戦B級2組 藤井棋聖日程)。
従って、水曜日に授業がある科目の出席日数については特にケアする必要があり、結局最後は「終盤の精緻な読み」が勝負を分ける結果になるのだろう。
以下、高校生・藤井聡太君が「頓死」しないよう、みんなで温かく見守ってあげることにしましょうや。
※2021/2/6時点の情報
8月1日から夏休み(名古屋大教育学部附属中・高校「夏季休業期間に入りました」)。
新年は1月7日からスタート(名古屋大教育学部附属中・高校「健康観察カード…1月7日に忘れずに…」)。
2021/2/16追記:下記対局日のみ学校を欠席していた場合、出席日数は足りていたものと考えられる。
月曜日の対局
計5日。
1)7/6 vs.橋本崇載八段 第79期順位戦B級2組2回戦
2)10/5 vs.豊島将之竜王 第70期王将戦挑戦者決定リーグ
3)10/12 vs.木村一基九段 第70回NHK杯テレビ将棋トーナメント
4)10/26 vs.永瀬拓矢王座 第70期王将戦挑戦者決定リーグ
5)11/2 vs.広瀬章人八段 第70期王将戦挑戦者決定リーグ
タイトル戦(欠席にならない)
6/8 vs.渡辺明棋聖・三冠 第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局
7/13 vs.木村一基王位 第61期王位戦七番勝負第2局1日目
火曜日の対局
計4日。
※8/4の対局は「日曜・祝日・夏休み他の対局」の欄
1)6/2 vs.佐藤天彦九段 第91期ヒューリック杯棋聖戦 準決勝
2)6/23 vs.永瀬拓矢二冠 第61期王位戦挑戦者決定戦
3)9/15 vs.永瀬拓矢二冠 第28期銀河戦決勝トーナメント
4)2/9 vs.窪田義行七段 第79期順位戦B級2組
タイトル戦(欠席にならない)
7/14 vs.木村一基王位 第61期王位戦七番勝負第2局2日目
水曜日の対局ほか
計7日。
※8/5、19、1/6の対局は、「日曜・祝日・夏休み他の対局」の欄
1)6/10 vs.大橋貴洸六段 第68期王座戦二次予選決勝
2)7/29 vs.鈴木大介九段 第79期順位戦B級2組
3)9/9 vs.谷川浩司九段 第79期順位戦B級2組
4)10/21 vs.村山慈明七段 第79期順位戦B級2組
5)11/11 vs.北浜健介八段 第79期順位戦B級2組
6)12/16 vs.野月浩貴八段 第79期順位戦B級2組
7)3/10 vs.中村太地七段 第79期順位戦B級2組
タイトル戦(欠席にならない)
7/1 vs.木村一基王位 第61期王位戦七番勝負第1局1日目
木曜日の対局
計7日。
※8/20の対局は「日曜・祝日・夏休み他の対局」の欄
1)6/4 vs.永瀬拓矢二冠 第91期ヒューリック杯棋聖戦 挑戦者決定戦
2)6/25 vs.佐々木勇気七段 第79期順位戦B級2組
3)10/1 vs.木村一基九段 第28期銀河戦準決勝
4)10/15 vs.糸谷哲郎八段 第28期銀河戦決勝
5)10/29 vs.佐藤天彦九段 第70期王将戦挑戦者決定リーグ
6)12/3 vs.長沼洋八段/杉本昌隆八段 第6期叡王戦八段戦Cブロック
7)2/18 vs.広瀬章人八段 第34期竜王戦2組ランキング戦
タイトル戦(欠席にならない)
7/2vs.木村一基王位 第61期王位戦七番勝負第1局2日目
7/9 vs.渡辺明棋聖・三冠 第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局
7/16 vs.渡辺明棋聖・三冠 第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第4局
金曜日の対局
計4日。
※4/3は、日曜・祝日・夏休み他の対局で集計
1)4/10 vs.菅井竜也八段 第61期王位戦挑戦者決定リーグ 白組最終局
2)7/24 vs.丸山忠久九段 第33期竜王戦決勝トーナメント1回戦
3)11/20 vs.木村一基九段 第70期王将戦挑戦者決定リーグ
4)1/29 vs.阿久津主税八段 第34期竜王戦2組ランキング戦
土曜日の対局
計6日。
1)6/13 vs.阿部健治郎七段 第61期王位戦挑戦者決定リーグ白組最終局
2)6/20 vs.杉本昌隆八段 第33期竜王戦3組ランキング戦
3)7/4 vs.稲葉陽八段/vs.羽生善治九段 第28期銀河戦Cブロック
4)7/18 vs.菅井竜也八段 第41回将棋日本シリーズJT杯プロ公式戦
5)7/25 AbemaTVトーナメント本戦1回戦
6)9/12 vs.豊島将之竜王 第41回将棋日本シリーズJT杯
日曜・祝日・夏休み他の対局
計7日(タイトル戦は除外)。
1)4/3 vs.千田翔太七段 第33期竜王戦3組ランキング戦・準決勝
2)7/19 vs.塚田泰明八段 第70回NHK杯将棋トーナメント
3)8/15 vs.増田康宏六段 第28期銀河戦決勝トーナメント
4)9/22 vs.羽生善治九段 第70期王将戦挑戦者決定リーグ
5)1/6 vs.中村修九段 第79期順位戦B級2組
6)1/17 vs.大石直嗣七段 第14回朝日杯将棋オープン戦
7)2/11 vs.渡辺明名人 第14回朝日杯将棋オープン戦
タイトル戦
6/28 vs.渡辺明棋聖・三冠 第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局
8/4 vs.木村一基王位 第61期王位戦七番勝負第3局1日目
8/5 vs.木村一基王位 第61期王位戦七番勝負第3局2日目
8/19 vs.木村一基王位 第61期王位戦七番勝負第4局1日目
8/20 vs.木村一基王位 第61期王位戦七番勝負第4局2日目
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ディスカッション
コメント一覧
昨年7月中旬の棋聖戦の際、東海テレビによると学校は「現状、出席日数は足りている」「タイトル戦は出席扱い」「補習、講習によるサポート体制がある」とされている。一方、今日の読売新聞によると棋聖戦奪取直後の取材に「3年になってから1日も登校していない」と藤井2冠は言っている。コロナで5月末まで休校としても、話がよくわからない。
まあしかし、将棋に集中してもらえることはうれしい限り。
今、某国営放送のニュースでビックリ
藤井二冠、自主退学したそうです………
あらま!w(゚ロ゚)w
別に高校を卒業しなくともよいです。高校・大学卒業している人でもタイトルも取れていない人も多くいますから。将棋の成績、賞金の多少は、学歴とは無関係です。昨年の公式年収は、4554万円です。中卒で一芸に秀でればこの世は十分です。8冠てすごいですよね。頑張れ藤井、ゴーイングマイウエイ!
私はスマホの速報ニュースで。
ビックリしました。秋から考えていた様な感じでしたが、
2月に退学とは……
朝5時瀬戸の自宅を母親の車で出発。中央線高蔵寺駅~名古屋駅~大阪駅~将棋会館へ9時か9時30分までに到着、対局して翌日学校があれば授業へ直行、東京での対局は前日学校から名古屋駅~東京駅~将棋会館と、並みの体では持ちません。昨年のスケジュールは殺人的だったと思います。将棋に集中するため、退学は賛成です。
今年の聡太棋聖のツイてる所は、
コロナ原因の休業期間は出席扱いに出来る。
コロナ後の不登校も出席と配慮して良い。
そんな通達が出ているのです。聡太棋聖は不登校ではありませんから後者は適用ないとしても、前者については、持ってるからこその何かと言えましょう。コロナ休業中、藤井七段は出席してた事に出来るのです。学校側の判断が入りますけど。
梅雨の対局合宿ピークは乗り切りました。もうしばらく負けられない対局も続きますが、(負けてよい対局は適当に)頑張って下さい。
学校の配慮に応える最低限の成績は出してください。
見てる側としてはこれくらいしか言えません。
でも、王位戦、順位戦、王将リーグはマスト。
竜王挑決Tは負けなかったら嬉しい。
部活動の公式戦なら公欠になります。
また、学校外の活動を公欠にするかどうかは、公立高校を含め校長の裁量となっています。
藤井7段の対局は部活動の公式戦以上のものであると思いますから、せめて公式対局は公欠にしてもらいたいものですね。気持ち的にはそれ以外も公欠にしてもらいたいですけど。
学校は「特別扱いしない」方針とのこと(将棋連盟広報)。特別扱いしない学校の方針は、それはそれで立派だと思います。
甘えてはいけないけど、学校として配慮する用意はあると、ニュースで流れてましたね。
補習だらけかもしれませんが。
堀越にタレント学級があるように、私立である以上藤井先生が特別に扱われることは問題ないことでしょう。
高校に入学するメリットとして、師匠である杉本先生が「イベントやその他対局に関係ないお仕事をお断りする口実にもなる。」とおっしゃっておりました。
私は高校入学在学は、藤井先生にとってとっても良かったんだと思っています。
藤井七段が通う名古屋大教育学部付属高校は、中高一貫ですが国立です。
1単位の科目(週に1時間しかない保健などの科目)ならばそういうことになりますが、2,3単位の科目が多いので他の曜日との関係もありますが心配ないかと。
加えて、自分の将来のことに関する学習、というか、もう職業になっていることなので、公欠になっている可能性が大だと思います。つまり出席扱い。
羽生善治九段は、当時、単位取得がネックとなり、途中で通信高校に転入したと言われています。高校(※国立ならなおさら)は、単位取得に関して、そんなに甘くないはずです。