王位戦リーグ 挑決・残留ルール
王位戦挑戦者決定リーグの挑戦権獲得と残留のルールについて。
挑戦権獲得、残留とも、問題になるのは「勝敗が同じ場合の順位のつけ方」だろう。
動画で見る⇒[Youtube]挑戦権獲得&残留ルール~勝敗が同じ場合どうなる?
挑戦権獲得ルール
王位戦挑戦者決定リーグは、12人が紅組、白組に分かれてリーグ戦を行い、紅組優勝者と白組優勝者で挑戦者決定戦を行い、勝った方が王位戦七番勝負の挑戦権を獲得する。
リーグ戦で成績1位が複数発生したら…
紅組、白組のそれぞれのリーグ戦において、成績1位が1人の場合は問題ないが、いわゆる「同率首位」が2人以上になった場合どうなるか?
王位戦では、
・4勝1敗の1位が複数人発生した場合
・1位が3勝2敗の場合(この場合、1位は必ず複数人発生する)
のそれぞれについてルールの定めがある。
4勝1敗の1位が複数発生した場合
理論上、6人のリーグ戦において、「4勝1敗の1位」は、1人から3人発生する可能性がある。
そして、「4勝1敗の1位」が2人発生した場合も、3人発生した場合も、いずれもプレーオフで組優勝者を決定する。
※4勝1敗の1位が3人発生した場合、シードされるのは、前年度の成績が3人中1位の者。
※王将リーグでは、原則、2人のみプレーオフに進出でしたね…。
1位が3勝2敗の場合
星の潰し合いになり、1位が3勝2敗だった場合、理論上、1位は3人から5人発生する。
この場合は、次のようにして順位を決める。
1)当該1位者同士の直接対決の結果
A八段、B八段、C八段の直接対決においては…
A八段:2勝0敗
B八段:1勝1敗
C八段:0勝2敗
∴ A八段が優勝となる。
直接対決では決められない場合は…
AがBに勝ち、BがCに勝ち、CがAに勝ったような場合は…
2)前期王位戦の成績 で決定する。
これは、
・前期七番勝負に出た者
・前期王位リーグで残留した者
・前期王位リーグ陥落した者
・前期王位戦予選敗退者
の順に優劣がつけられ、同じカテゴリーの者同士は、さらに、前期王位戦の勝ち星(前期予選の勝ち星の数)で順位付けされる。
それでも決められない場合…
3)決定戦を行う。
残留ルール
残留は、各組上位2名まで。
問題は、勝敗だけでは2位と3位に差がない場合。
この場合は、上記「3勝2敗が1位」の場合と同じで、
1)直接対決の結果
2)前期王位戦の成績
3)決定戦
で決する。
ただし、「4勝1敗の1位」が3人発生した場合、プレーオフ1回戦が残留争いを兼ねる。
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