藤井聡太 天才過ぎ「次の一手」第54問
藤井聡太七段の実践譜を題材に、藤井聡太七段の指し手、相手棋士の指し手、将棋ソフトの推奨手などを次の一手形式にしてクローズアップし、藤井聡太の天才過ぎる一面を探っていく企画です。
54問
藤井聡太四段プロ29戦目(連勝新記録達成局)、増田康宏四段との第30期竜王戦決勝トーナメント(2017年6月26日)の棋譜から。
この将棋は、増田四段(後手)が効果的なカウンターを繰り出して局面をリード。
「このまま行くと、プロ入り初黒星か…」との雰囲気も漂い始めた時間帯に、藤井四段が、勝負手を連発。
先手形勢:elmo-285 ボナンザ-300
▲2二歩に対し、△3三桂と跳ねた局面。
△7四歩の余裕を与えると、いよいよ苦しくなりますが…
・▲2一歩成 ・▲3三同銀成 ・▲5六歩
正解
▲3三同銀成
先手形勢:elmo-114 ボナンザ-294
将棋ソフトは軒並み▲2一歩成でしたが、藤井四段は▲3三同銀成。
この切込みが、後に功を奏すことになりました。
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