藤井七段、ついに「ご指名」の行方八段と公式戦初対局!
2019年2月16日(土)の朝日杯将棋オープン戦準決勝・藤井聡太七段 vs.行方尚史八段の対局が刻々と近づいている。
両者の対戦は公式戦では初となるも、非公式戦・Abema TV企画「魂の七番勝負」第3局で一度実現している。
藤井vs行方実現の経緯
魂の七番勝負
2017年10月にアベマTVで放送された「魂の七番勝負」第3局。
この「魂の七番勝負」は、若手棋士7人が、自分が対戦したいトップ棋士をそれぞれ1名ずつ「指名」し、指名されたトップ棋士がその挑戦を受けて立つという企画。
第1戦は佐々木大地四段が屋敷伸之九段を、第2戦は佐々木勇気六段が藤井猛九段を・・・という感じで、若手棋士がトップ棋士を指名し、その対局が行われた。
そして、第3戦。藤井聡太四段(当時)が誰を指名するか注目が集まったが、藤井四段が指名したトップ棋士は、「ナメちゃん」こと行方尚史(なめかた ひさし)八段だった。
※いい雰囲気出してますね…(笑)
勿論、藤井四段は「ナメがいい」とも「ナメちゃんヨロ」とも「ナメんなゴラ」とも言わなかったと思われるが…
そして、この対戦は、二転三転の大熱戦となり、最後は藤井四段が勝利した(棋譜)。
あれから1年4か月
あれから1年4か月が経った2019年2月。
藤井聡太七段にとって待望の対局が公式戦で実現。
それが、2月16日(土)の朝日杯準決勝というわけ。
見どころと展望
以下、この対局の見どころと展望をざっと挙げてみると…
振り駒
まずは振り駒。
藤井七段の振り駒先手番率の低さはよく知られているが、1年前の朝日杯準決勝・対羽生戦、決勝・対広瀬戦はともに先手。
振り駒が全てではないものの、「振り駒運をこの時のためにとっておいた」などと言われたものだった。
2018年度の振り駒先手番率も相変わらず低調。ここまで2割台半ば(.265)しかない(藤井七段の振り駒先手番率)。
果たして、1年前同様、「ここ一番」で先手を引くかどうか?
まずは、振り駒から注目したい。
角換わりか?
藤井七段と行方八段。
2017年10月の魂の七番勝負では、行方八段が先手で、矢倉vs右四間飛車の形となった。
では、今回はどうなるか?
どちらが先手でも角換わりになるのでは? との見方が多いようだが、そこは居飛車党同士。
場合によっては、その場のひらめきで戦型が決まるなんてことも?
局後のコメント
結果がどうなるにせよ、この二人の対局となれば、終局後のコメントもまた聞き逃すわけにはいかない。
特に行方八段の場合、勝った場合、負けた場合それぞれについてのコメントまで準備してたりして!?
対局開始まで…
2/16(土)
対局開始時刻は10:30
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