藤井聡太七段、第61期王位戦リーグ vs菅井八段戦が大一番
2020年3月27日(金)、第61期王位戦挑戦者決定リーグ・菅井竜也八段 vs 阿部健治郎七段の対局が行われ、菅井八段が勝ち3勝0敗に。
白組の優勝争いは、菅井八段、同じ3勝0敗の藤井聡太七段、2勝1敗の羽生善治九段の3人に絞られた。
次戦は大一番
例年、最終戦3局は同時に行われ、その最終戦が他の対局より前に行われることもないようなので、藤井七段の次の相手は、菅井八段で間違いなさそう。
※藤井七段の最終戦の相手は、阿部健治郎七段。
勝った方がプレーオフ以上確定
王位戦リーグは、「4勝1敗の1位」が複数(2人か3人)発生した場合、番付に関係なく、その全員でプレーオフをすることになっている。
3勝0敗が2人いて、その2人が対戦をすれば、当然のことながら、どちらかが「唯一の4勝0敗」になる。
なので、藤井vs菅井の勝者は、その時点でプレーオフ以上の権利を獲得する。
詳細>>[Youtube]2020王位戦リーグ~残り2局、白組優勝パターン一覧
負けたら「神様、羽生様…」
では、藤井七段が菅井八段に敗れたら絶望かというとそうでもない。
最終戦で阿部健治郎七段に勝つことが最低条件となるが、菅井八段の最終戦の相手は羽生九段。
藤井●○菅井かつ、羽生九段が3勝1敗でこの対局を迎えた場合、羽生九段には自力で挑戦権を獲得する道が残っている。
1年以上タイトル戦から遠ざかっている羽生九段ではあるが、タイトル通算100期に向け、そろそろ準備が整ってもいい頃。
こうなった場合、藤井七段サイドとしては、「神様、羽生様、仏様」と羽生九段の神通力に大きな期待を寄せることになる。
[Youtube]2020王位戦リーグ~残り2局、白組優勝パターン一覧
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ディスカッション
コメント一覧
もはや誰が勝っても藤井が負けても不思議ではない。エラく高い所での戦い。実力は当然必要。そしてここからは持ってる事も要求される。それはこの間の稲葉戦の様に。将棋の神様はあの局や朝日杯の様に時間が無くても考える棋士にそれを与えると思いたい。全部は勝てなくても。