2018/8/24藤井vs里見 勝負の分かれ目はココだった
2018年8月24日(金)第90期ヒューリック杯棋聖戦1次予選の藤井聡太七段 vs 里見香奈女流四冠。
途中までは、里見女流四冠が好調に見えたが・・・
勝負の分かれ目はココだった
先手形勢:Apery133(互角) elmo7(互角)
ここでは、先手・里見女流四冠にやや分があると思われる局面。
ここから、2手進んだ局面。
先手形勢:Apery226(里見指しやすい) elmo30(互角)
当然、ここは▲4四歩・・・(里見四冠もそう指した)
と思いきや・・・
※aprey「悪手」判定。
※elmo「悪手」判定。
これに対し、藤井七段は平然と△4四同歩。
先手形勢:Apery-473(藤井有利) elmo-330(藤井有利)
▲6六歩に△1八歩が「次の一手」のような手筋で、これで一気に藤井七段に流れが傾いたといえそうだ。
先手形勢:Apery-523(藤井優勢) elmo-314(藤井有利)
もっとも・・・
先手形勢:Apery-362(藤井有利) elmo-597(藤井優勢)
将棋ソフトはApery、elmoとも、金取りを放置して▲2五銀を推奨。
これだったら、あるいは、里見女流四冠にもまだ可能性があったかもしれない。
本譜は、金取りを防いだ▲5八銀打だったが…
これがまた、Apery、elmoから「悪手」判定される。
数手後に、飛車を切ってこの銀を取る手が決め手になり、
先手形勢:Apery-2385(藤井勝勢) elmo-2636(藤井勝勢)
以下も安定の寄せ手順で藤井七段が勝利した。
先手形勢:Apery-Mate:17(藤井勝利確定的) elmo-Mate:17(藤井勝利確定的)
まで82手で藤井七段の勝ち。
結果論ではあるが、こうなると分かっていたら、里見女流四冠は、林葉直子に「お色気作戦」のやり方でも聞いといた方がよかったか・・・
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