谷川先生「君たち、悔しくないのか」←まさかの爆弾投下w

有楽町朝日ホールが「藤井聡太劇場」と化した2018年2月17日(土)。

藤井聡太五段が史上初の中学生棋戦優勝+六段昇段を果たし、羽生結弦の金メダルとセットでメディアが取り上げる話題となった。

そんな中、「20代・30代の棋士に対しては『君たち、悔しくないのか』と言いたい気持ちもあります」とコメントした棋士がいた。

谷川九段の「君たち、悔しくないのか」祭りが再燃

まさかの谷川浩司九段

一般論として、「最近の若い者は…」系の発言は、「それを言ったら負け」「それを言ったら自身の成長は止まる」のように言われている。

大山康晴先生も著書「背水の陣で生きる」の中で、「それを言いたくなる時もあるが言わないようにしている」旨、述べておられたはず。

また、今回の「当事者中の当事者」羽生善治竜王の場合は、

藤井さん含め、若い世代の人たちが台頭してきている。新しい時代の将棋の感覚も取り入れないといけないなと痛感しました

のように会見で語っていた。

やはり、一流の人というのは、その辺のオヤジとは言うことが違うものだと感心させられたわけだが・・・

その辺のオヤジが言いそうなことを…

まさか…

そういうことを一番言いそうにない谷川浩司九段が「君たち、悔しくないのか」と、突如として「その辺のオヤジ」力を発動させたものだから、ネット民は大喜び。

それなりの伏線はあるんだろうけど

勿論、藪から棒に「君たち…」とやったわけではないのかもしれないが…

「悔しくない」とは誰も言っていない

実際、谷川先生が何をもって「君たち、悔しくないのか」と言ったのかは分からない。

なので、その矛先が、なぜ20代・30代の棋士に限定されたのかも不明。

さらに言うと、「悔しい・悔しくない」は内心の問題であって、本来、他人からは分からないはずのものである。

ましてや、棋士というのが、感情をあからさまに表現することを良しとしない人種であればなおさらのこと。

映画「男はつらいよ」の主題歌の歌詞の中に「顔で笑って腹で泣く」という箇所があるが、これは何も、昭和時代の男子だけがしていることではないはず。

「顔で笑って腹で泣いて」いる人に対し、「お前はなぜ泣かないんだ?」とやることは酷というものであろう。

まあ、それ以前に、天才中学生が将棋界に現れた時、公益社団法人の構成員たる棋士が取るべき大人のふるまいとは「歓迎」や「切磋琢磨」であって、「悔しがる」という個人的精神的ふるまいではないはずだ。

プラトンも「その辺のオヤジ」だった

…と、谷川先生の真意がどこにあるかは別として、今から5000年ほど前、紀元前3000年頃のエジプト遺跡に

「最近の若者はなっていない、わしの若い頃は…」

という象形文字が見つかったという話がある。

また、紀元前3~4世紀に生きたギリシャの哲学者プラトンも

「最近の若者は…」

と、やっていたことがその記述から明らかになっているという。

それを思えば、「最近の若いモンはなっとらん。ワシが若い頃はもっと悔しがったものだ」という嘆きもまた理解されるべきなのだろうし、そうであればこそ、羽生竜王の「新しい時代の将棋の感覚も取り入れないといけないなと痛感しました」というポジティブシンキングがより尊いものになるのであろう。

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