藤井聡太七段、66期王座戦挑戦ならず~敗因は△6三同飛か?
中村太地王座への挑戦を目指す第66期(2018年度)王座戦準決勝・藤井聡太七段vs斎藤慎太郎七段の対局が7月6日(金)行われ、103手で斎藤七段が勝利。
前日、同じく準決勝で勝利した渡辺明棋王と斎藤七段の間で、王座戦挑戦権を賭けた勝負が行われることとなった。
藤井七段、敗因は46手目?
将棋ソフト的には、本局・藤井vs斎藤の勝負を分けたのは46手目。
45手目、斎藤七段が▲6三歩と「次の一手」みたいな手を放った局面。
先手形勢:Apery-4(互角) elmo10(互角)
○※斎藤七段とelmoが一致。
放置すれば、▲5三桂成で決まってしまうし、▲6二銀の含みもあるし…
こんな歩を放置してロクなこともなさそうなので、
「何はともあれ△同飛の一手」
とも思われたが・・・
先手形勢:Apery134(互角) elmo-73(互角)
※elmo「悪手」判定。
本譜、△6三同飛以降、スコア上は、ずっと先手勝ちの流れになっている。
↑将棋ソフトApery、elmoの評価値(形勢判断)グラフ
ここは、△6三同飛の代わりに、△5二銀打というのがApery、elmoの見解。
次に、△4四歩を楽しみに…ということらしい。
まあ、これはこれで大変という気もするが、
「指されてみればナルホド」
な手ということになるのだろう。
(つーか、将棋ソフト開発者ってスゲエな・・・)
・・・とまあ、終わったことは仕方がない。
球技大会で、ファイトだ!٩(ˊᗜˋ*)و
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ディスカッション
コメント一覧
初めまして。会社で昼食休憩と、15時と、帰り際に拝見するのが習慣になってます。
見れば見るほど、5二銀はなるほどの手ですね。同飛が敗着というのは信じられないですが、6七金左が好手で、まだやれそうに見えても、プロの解説どおり駒損の駒不足がたたっていますね。悔しいけど、斎藤七段の明らかな読み勝ちに脱帽です。
▲6七金左、いい手でしたね。こういう手があるのだったら、ここは、将棋ソフト推奨の△5二銀打だったのかなという気がしてなりません。
なお、いつもご訪問くださっているとのことで、嬉しく思います。そう言っていただけると、こちらも張り合いが出てきます。
今後とも宜しくお願い致します。