2018/2/5藤井聡太vs南芳一戦で不吉な?駒柱が出現
2018年2月5日、第68期王将戦1次予選1回戦・藤井聡太五段vs南芳一九段戦で、古来より「不吉」と伝わる非常に珍しい「駒柱(こまばしら)」が出現。
駒柱とは、縦の筋の全ての桝目に駒が存在する状態のこと。
134手目に藤井五段が△2五銀と打った局面。
2筋(2一から2九)の中で、駒が配置されていないのは2六の地点のみ。
ここで南九段が▲2六金と打ったために、駒柱が完成した。
「駒柱は不吉」伝説
古来より「駒柱は不吉の前兆」で、「それを指した方(駒柱完成の一手を指した側)が負ける」と伝えられているという。
本局で駒柱を完成させたのは南九段だった。
が、いかんせん、形勢は圧倒的に南九段に傾いていて、しかも、南九段は「地蔵流」の異名を持つ一流棋士である。
「モノノケ」の類が、地蔵流に通用するとも思えない・・・
もはや、「駒柱不吉伝説もここまで」と思われてしかるべき状況であった。
ところが・・・
伝説は生きている!?
その後、将棋はなぜか「南勝ち」の方向へは進まず、少しずつ少しずつ藤井五段に傾いて行った・・・
そして、219手目、南九段は「やってはいけない手」を指してしまう・・・
※elmo「悪手」判定。
以下、△2九飛 ▲4九香 △6八銀 ▲同金 △4九飛成・・・
と進み、あっと言う間に先手玉は受けなしに。
230手で南九段投了となった。
駒柱と勝敗の関係性
本局の南九段の大逆転負けは、「駒柱完成の一手」を指したことと関係があるのかないのか?
それは誰にも分からない。
だが、世の中にはまだまだ分かっていないことがたくさんある。
手前みそで恐縮であるが、私・BUTA-kunは中学生時代、クラスメートがする「キューピットさん」なる降霊術によって、好きな女の子の名前を的中させられたことがあった。
その女の子は、他の中学の子で、キューピットさんをしているそのクラスメートが知るはずのない子であった・・・
果たして、これはどう解釈したものか?
話を戻すと、駒柱にはもしかすると、そういう人知を超えた霊的な力を呼びこむ「何か」があるのかもしれない。
昔の人は、そのあたりのことに敏感で、
「駒柱だけはやめときや。決して、良いようには進まんからのう…」
などと神妙な顔をしながら、後世に語り継いでいたのであろう。
くわばら、くわばら・・・
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