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2018/2/5藤井聡太五段 vs 南芳一九段[速報]将棋ソフト形勢判断

2020年1月8日

2017年2月5日(月)の第68期王将戦1次予選・藤井聡太五段 vs 南芳一九段の将棋の速報です。

※棋譜の情報源は、ネット上で無料取得したものです。

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第68期王将戦

藤井五段がこの将棋に勝てば、「師弟対決(藤井vs杉本)」が実現するという一戦。

南九段の先手でスタート

戦型は、三間飛車の基本形に。

藤井五段、負けなしの居飛車穴熊へ

藤井五段は、これまで、公式戦で一度も負けていない居飛車穴熊へ。

南九段、積極的な動き

形勢判断:elmo+61 ボナンザ+62(南やや良し)

6筋の歩が突き合っているにも関わらず、その争点から銀が離脱する▲4五銀。

以下、△6五歩 ▲7四歩 △6四銀 ▲5四銀と進む。

これが噂の「地蔵攻撃」?

形勢判断:elmo111  ボナンザ-19(互角)

南九段がリード

形勢判断:elmo+286 ボナンザ+338(南良し)

6筋から8筋の間で駒が激しくぶつかり合った末、先手は飛車成りに成功。

まずは、南九段が一本取った恰好か。

「リトル大山」南九段

南九段は以前、「リトル大山」とも言われていたそうな。

風貌と渋い指し回しが大山先生似だからとか。

形勢判断:elmo+915 ボナンザ+418(南優勢)

今、5四にいた成銀を5五に引いたところ。

この局面ではこの一手かもしれないが、成った駒が自陣に引いてくるなんてのは、確かに大山流かもしれない。

局面は、南九段が優勢。

藤井五段苦しい

形勢判断:elmo+1272 ボナンザ+888(南優勢)

藤井五段の桂損の上、銀は9九へ追いやられ、しかも竜を作られている。

さらに差がつく

形勢判断:elmo+1548 ボナンザ+1130(南優勢)

100手を越えた時点で、将棋ソフトelmoで1500点の差がついた。

後手の攻撃力が乏しく、見た目にも相当の差がついている印象。

もっとも、穴熊なだけに「あきらめなければ何かあるかもしれない」というわずかな期待は残しているか。

ついに2000点差

形勢判断:elmo+2008 ボナンザ+1391(南勝勢)

あきらめのいい人なら、投了してもおかしくない?

このあたり、藤井五段は、何を思っていたか?

龍も手放す

孤軍奮闘していた龍に当てられ、ついに、藤井五段はこの龍を手放す決断をする。

以下、△8二同龍~△5五角と打って、4四の香を手駒にする。

形勢判断:elmo+1343 ボナンザ+1093(南優勢)

若干盛り返したものの、藤井五段が敗勢なのは変わらない。

ファイティングポーズ

形勢判断:elmo+1462 ボナンザ+1294

いくら「判定」で圧倒的不利でも、KOされたわけではない。

藤井五段は自ら負ける道は選ばず、△1四歩とファイティングポーズを取る。

それでも差は開く・・・

形勢判断:elmo+2046 ボナンザ+1793(南勝勢)

簡単に防御されると分かっていてもパンチを打つ藤井五段。

※なお、ここで南九段が▲2六金と打ったため、「不吉の前兆」と言われる駒柱が出現※

形勢判断:elmo+2300 ボナンザ+2078(南勝勢)

その後も差は開く一方。

捨て身の攻撃

形勢判断:elmo+2058 ボナンザ+1642(南勝勢)

南九段がジリジリと前に出てくる。

藤井五段は、ここから捨て身の攻撃へ。

△3五同角と取り、▲同竜に△3四金。

少しずつ状況が回復

形勢判断:elmo+1346 ボナンザ+1635(南優勢)

藤井五段のファイティングスピリットが徐々に形となって現れる。

飛車と桂香の交換で藤井五段の駒損。

その上、9九の成銀もまったく働いていないので、戦力不足は否めないが、ただ、少しずつ雰囲気が出てきた。

形勢判断:elmo+1045 ボナンザ+1351(南優勢)

鉄壁だった先手陣も少しずつ揺らいできた。

下手をすればパンチをもらいそうな状況。

まだまだ先手優勢も、流れ的にはおかしな雰囲気に。

南九段にミス

形勢判断:elmo+1076 ボナンザ+1259(南九段)

玉を狭い方へおびき寄せようとする△2九歩成。

これを南九段は▲同玉と普通に取った(ボナンザ最善手)が、elmoはこれを「疑問手」判定。

▲4九玉の方が良かったかもしれない。

それでも藤井五段苦しい

形勢判断:elmo+1337 ボナンザ+999(南優勢)

とは言っても、まだ南九段が優勢なことに変わりはなかった。

今、▲4二とと迫られ、藤井玉も安泰ではなくなってきた。

南九段に疑問手・悪手

200手を超える壮絶な長期戦。

南九段の方に先に「判断疲れ」が生じてきたか・・・

形勢判断:elmo+1152 ボナンザ+978(南優勢)

この局面。南九段は▲4八玉と「早逃げ八手の得」な手を指したが、これをelmoは「疑問手」判定。

▲5四桂を正解としていた。

形勢判断:elmo1080 ボナンザ799(南優勢)

さらにこの局面。南九段は▲4四龍と「一見普通の手」を指したが、これをelmoは「悪手」判定。

これに対して藤井五段が△4三香と打ち、一気に藤井五段に流れが来た。

形勢判断:elmo+121(南良し) ボナンザ+1001(南優勢)

大逆転で師弟対決実現!

形勢判断:elmo+554 ボナンザ+612(南優勢)

やはり、人間対人間の戦い。

「流れ」というものは、プラスアルファのエネルギーをもたらすようだ。

形勢判断:elmo+554 ボナンザ+612(南優勢)

ここから「ヨーイ、スタート!」で将棋を始めるとするなら、まだ先手に分があるというのが将棋ソフトの形勢判断。

▲5六角(elmo推奨手)と攻防に打っておけば、依然、ここでも藤井五段が苦しかったかもしれないが・・・

もはや、流れ的にそういうことを言っている次元ではないのかもしれない。

南九段が指した手は▲7五竜。

おそらく、左方面からの飛車打ちをケアしつつ、王手で角を打つ手を用意したのだと思われるが・・・

南九段は、もっともシンプルなこの飛車の王手を軽視していたのではないか?

まで、230手で藤井五段の勝ち。

大逆転勝ちで、師弟対決が実現!

第68期王将戦

「師匠・杉本七段は、弟子・藤井聡太に勝てない」が世間の通説

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