棋才 平成の歩・リレー将棋棋譜~藤井七段、振り飛車も無難に
2019年4月29日、都内で行われた将棋イベント「棋才 平成の歩」に出演した藤井聡太七段。
イベントの目玉のひとつ、リレー将棋では、若手レジェンドチームが振り飛車を採用したため、めったに見ることができない「藤井七段の振り飛車」をイベント参加者は目にすることになった。
チーム編成
理事レジェンドチーム
佐藤康光九段、森内俊之九段、清水市代女流六段
広瀬章人竜王(サプライズゲストとして途中参加)
若手レジェンドチーム
藤井聡太七段、渡辺明二冠、里見香奈女流四冠
佐藤天彦名人(サプライズゲストとして途中参加)
リレー将棋のルール
1人5手ずつ指したら交代。
いつも同じ相手と対面しないように、オーダーは変則的。
藤井七段のパート
藤井七段は4回登場。
1回目:vs.森内
2回目:vs.清水
3回目:vs.佐藤康
4回目:vs.佐藤康
展開
四間飛車 vs 右四間左美濃
若手レジェンドの四間飛車 vs 理事レジェンド右四間飛車+左美濃に。
膠着状態を打破
イベントの席上対局とはいえ、このメンバーが集まると、「相手に隙を見せない」指し方をするようで、膠着状態に。
そんな中、里見女流四冠が「アンタたち、いい加減にしたら?」とばかり、▲4五歩と突っかける。
サプライズゲスト登場
今日の出演者8人の名前になかった現竜王(広瀬章人)と現名人(佐藤天彦)が、突如、会場に姿を現し、リレー将棋に加わる。
そして、5手ずつ指したら、すぐさま、会場を後にしたそうな…
ウルトラマンの兄弟かなんかか?
若手チーム、チャンスを逃す
理事レジェンドチーム優勢で展開していた本局だったが、若手レジェンドチームにもチャンスは訪れた。
ここ、dolphin先生によると、▲1六香という手があって、これなら若手レジェンドが行けたかもしれない。
理事レジェンドが勝つ
終盤、佐藤康光会長の手が冴えわたり、最後は清水女流六段が若手チーム玉を即詰みに討ち取った(その清水さんに頭を下げて投了したのは渡辺親分)。
藤井七段、疑問手・悪手なし
チームとしては敗れたが、藤井七段は、序盤、中盤、終盤を通して指し手が安定しており、1度も「疑問手・悪手」判定はされなかった。
あまり振り飛車らしい手を指すチャンスもなかったけど…
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