愛知県が藤井聡太六段の心中を忖度? 特別表彰の記念品
2018年3月30日(金)、藤井聡太六段が、瀬戸市(愛知県)の市民栄誉賞を受賞。そして、その直後、愛知県から特別表彰されたとのこと。
3月30日(金) 藤井聡太六段
午前9:30~ 瀬戸市民栄誉賞
午前11:45~ 愛知県特別表彰— キューピーハニー (@kewpie_honey) 2018年3月29日
「豊橋筆」ってどんな筆?
愛知県から贈呈された記念品は、愛知の伝統的工芸品「豊橋筆」 。
①お昼前、愛知県公館にて、愛知県瀬戸市出身のプロ棋士・藤井聡太六段への愛知県特別表彰式を開催しました。私から表彰状と記念品をお贈りし、藤井六段の快挙を讃えるとともに、これからの更なる飛躍をご期待する気持ちをお伝えしました。記念品は、「あいちの伝統的工芸品」である「豊橋筆」です。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) 2018年3月30日
豊橋筆(とよはしふで)とは、愛知県豊橋市近郊(田原市、豊川市)で生産されている毛筆で、主に書道用の筆とのこと。
※一部、日本画用、工芸品用、化粧用なども存在※
書道家向けの高級筆としての生産高は、全国の80%を占めているという。
ざっと調べた限りでは、馬毛筆、羊毛筆、いたち毛筆などがあるようだ。
馬毛筆
羊毛筆
厳選羊毫 真楽 五号 【伝統工芸 豊橋筆・羊毛筆・書道用品】
いたち毛筆
【豊橋筆】『青華』 漢字仮名(かな)両用 筆 イタチ毛 いたち 書道用品
愛知県が藤井六段に忖度?
ご存じのように、将棋連盟から発行される免状には、時の会長・名人・竜王が毛筆で自署することになっている。
藤井六段が「藤井名人」あるいは「藤井竜王」になったら、免状の署名がいわば「日々の宿題」になるわけだ。
書道のようなものの腕は、一朝一夕に身に着くわけでもなさそうなので、
「今のうちから毛筆署名の練習くらいしておいたほうがいいかなあ・・・」
なんてことを藤井六段が思っていたとしても不思議ではない。
でも、こういうことは、なかなか本人の口からは出てこないもの。
そこで、このあたりの藤井六段の気持ちを愛知県が忖度して、この度の毛筆贈呈につながったなんてことはないだろうか?
「免状署名って必要ですか?」
ところで、のび太君と藤井聡太六段の共通点として「宿題嫌い」というのがある。
「藤井聡太君」が中学2年生の頃、「なぜ宿題は必要なのか?」と問題提起し、学年主任+担任+本人で「生激論」したことが伝えられている。
免状を求める人が殺到したら…
今後、「藤井名人」または「藤井竜王」になった場合、免状を求める人が殺到することも考えられる。
そうなった場合、
「たまりにたまった宿題をどう処理すればいいのか?」
ひいては、
「なぜ免状に名人や竜王の署名が必要なのか?」
といった議論に発展しないとも限らない。
こういう時、「実際に字を書くのは上手い上で言っている」という前提があれば、「なぜこんなことしなきゃならないんだ」系の問題提起にもより説得力が増してくるというもの。
そしてついには、
「思えば、愛知県から贈呈された記念品の筆・・・。全てはあの筆のお陰だ・・・」
と愛知県に感謝することになるかもしれない・・・
いやはや、愛知県の読みの深さとは恐ろしい。大したもんだ。
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