2018/2/23藤井聡太vs畠山鎮[速報]将棋ソフト形勢判断
2018年2月23日の第66期王座戦2次予選・藤井聡太六段vs畠山鎮七段の将棋の速報&将棋ソフト形勢判断です。
畠山七段の先手
先手は畠山七段。
藤井新六段、先週末の朝日杯で「振り駒運」を使い果たしたというわけではないだろうが・・・
相矢倉に
藤井聡太六段の将棋では比較的少ない相矢倉の将棋に。
昼食休憩の局面
昔の入門書にありそうな、先後同型の矢倉。
昼食休憩後、藤井六段が△3一角とやったので、仮に「ひふみんアイ」をやったとしてもあまり意味のない局面になった。
同型が崩れる
先手が▲6七金右と矢倉囲いを作ったところ。
後手が△4三金右なら、引き続き先後同型になるところでしたが・・・
藤井六段は△4三金左。
このあたりが、先日羽生竜王の言った「新しい時代の将棋の感覚」なのかもしれません(谷川先生「君たち、悔しくないのか」参照)。
畠山七段の攻め
▲4五歩 △同歩 ▲3五歩という、矢倉の基本的な攻め。
ここから、▲同角 △同金 ▲2四歩と進む。
角銀交換があったばかりも、形勢は互角。
夕食休憩の局面
夕食休憩直後
夕食休憩後は、▲4四銀 △同金 ▲3六銀。
ここで藤井六段は、△4三歩と大山名人みたいな手を指す。
午後9:30頃の局面
終盤、二転三転
先手の畠山七段が▲4三銀と打ったところ。
どちらに転ぶか分からないような終盤。
ここで藤井六段は△1四角と打ったが、この手をelmoは「悪手」判定。elmo最善手は△2九飛(棋譜・将棋ソフト解析参照)。
以下、▲3二銀成 △同角
ここで、elmo、ボナンザ6.0とも、▲2四飛を推奨。
ところが、畠山七段は痛恨の▲2四金。
以下、△6七馬(elmo「好手」判定)が素晴らしい寄せの一手で、▲同金に、△3九飛 ▲8八玉 △7九銀までで藤井六段の勝ちとなった。
投了図以下、▲7八玉には△3六金、▲9八玉には△7八金で一手一手。
これで12連勝。
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