藤井聡太四段、デビュー26連勝達成・終盤にドラマ
2017年6月15日(木)に行われた、藤井聡太四段vs瀬川晶司五段の順位戦C2組1回戦。
この将棋も藤井四段が勝ち、デビュー以来の26連勝を飾った。
角換わりの将棋に
瀬川五段の先手で角換わりの将棋に。
両者にとって得意な戦型で、序盤から見ごたえのある応酬が続くも、飛車を手にした藤井四段が中盤以降リード。
このまますぐに終局を迎えるかと思われた21:00過ぎ、ドラマが起きた。
藤井四段の手がパタリと止まる
藤井四段が寄せにややもたつくと、瀬川五段が一瞬のスキをついて逆転ムード。
ずっと前に打った「辛そうな自陣桂・▲3八桂」が、ヒョイと4六に跳ねた手が好手で、藤井四段の手がパタリと止まる。
「逆転だ!」
ネットで観戦していたファンもざわつく中、今度は一分将棋に突入した瀬川五段が痛恨のミス。
金・銀両取りに打った▲6六桂のかわりに、金取りかつ相手玉の退路をふさぐ▲4六桂だったら勝負はどう転んでいたか?
この手を境に、藤井四段の指がしなり始め、22:53、ついに瀬川五段が投了。
藤井聡太、デビュー以来26連勝となった。
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