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NHK みみより!くらし解説「藤井聡太 ”四冠” どこまで強くなるの?」概要と補足

2021年12月9日

NHK総合「みみより!くらし解説 藤井聡太 ”四冠" どこまで強くなるの?」2021年12月2日放送の内容まとめと補足。

以下、2021年12月2日時点での確認。

四強時代から一強時代へ…はあるか?

2021年度の第34期竜王戦七番勝負で、「天敵」と言われた豊島将之竜王から竜王を奪取した藤井聡太竜王。これで、将棋界にある8大タイトルのうちの4つを同時に手にすることになった(四冠)。

現在「四強時代」と言われている将棋界は、これから、「藤井一強」の時代になるのか?

※四強とは、藤井、渡辺明、永瀬拓矢、豊島の4人を指す

年度内に五冠の可能性も

2022年1月9日~10日に開幕する第71期ALSOK杯王将戦七番勝負(第71期王将戦七番勝負日程・中継情報まとめ)。

藤井竜王/四冠が王将も獲得すると、2021年度(3月まで)内に五冠となる。

過去、五冠同時獲得者は3人のみ。

将棋界 歴代五冠王は…?

「2日制の鬼」渡辺明との対戦


渡辺明親分 ※タバコは吸いません

渡辺明と言えば、9連覇(2004年度 第17期~2012年度 第25期)を含む竜王11期獲得が圧巻。

名人戦ではなかなか挑戦までに至らなかったが、挑戦権を獲得したら名人奪取&防衛に成功(2020年度 第78期~2021年度 第79期)。

ほか、タイトル戦が2日制の王将戦七番勝負にも6回登場し5勝1敗(5回成功、1回失敗)。

※王位戦七番勝負の登場はなし

一方、藤井聡太竜王/四冠も2日制は得意とするところ。過去3度の2日制タイトル戦(持ち時間はストップウォッチ8時間)で圧倒的な勝率(12勝1敗 .923)を誇る。

藤井聡太、持ち時間別成績▼

持ち時間
ストップウォッチ941.800
ストップウォッチ8377.841
ストップウォッチ6184.818
チェスクロック6391.975
ストップウォッチ5324.889
チェスクロック5166.727
ストップウォッチ47018.795
チェスクロック493.750
ストップウォッチ3274.871
チェスクロック342.667
チェスクロック1213.875
1時間未満8718.829
36471.837

八冠、最短での達成は2023年度

藤井聡太竜王/四冠が最短で八冠を達成するケースとは、タイトル獲得までに複数年度が必要になる名人を最短で獲得する場合のことになる。

2021年度第80期順位戦B級1組からA級に昇級。

2022年度第81期A級順位戦で名人戦挑戦権獲得。

2023年4月頃からスタートすると考えられる第81期名人戦七番勝負で名人を獲得(その場合5月~6月頃)。

その時に既に七冠保持していた場合が「最短での八冠達成」となる。

「これまでと変わらず強くなる」とは?

「藤井聡太八冠」の実現が大方の人が予想するに至っているのは、デビュー以来、常に8割を超える勝率を叩き出してきたことに加え、その言動が、いかにも…な雰囲気を醸し出していることにも起因しそうだ。

通算勝率.837

通算勝敗:364勝71敗1持将棋

年度総対局数勝率
通算436364711.837
2023554681.852
20226453110.828
20216452120.813
2020524480.846
20196553120.815
2018534580.849
20177361120.836
20161010001.000

物欲がなく納得できる将棋を…

藤井聡太竜王/四冠、竜王を獲得した時も、「これまでと変わらず強くなることを目標に…」とさらりと述べた。

これを師匠の杉本昌隆八段は「欲がなく形あるものにこだわらない。納得できる将棋が指せるかどうかにこだわっている」と評している。

「だから八冠間違いなし」というわけにもいかないのだろうが、さりとて、その逆を考えるのはどうしたって無理というものだろう。

2021/12/12 NHKスペシャル「四冠誕生 藤井聡太 激闘200時間」

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