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2020/9/14~20王位戦封じ手オークション・指し手おさらい

2021年5月16日

2020年9月14日(月) 正午~9月20日(日) 21:00、第61期王位戦第2局、第3局、第4局の封じ手用紙がヤフオクに出品されている。

悪質な出品に注意!

出品者は日本将棋連盟で、収益金(実費を差し引いた全額)が社会福祉法人 西日本新聞民生事業団へ寄付される(日本将棋連盟公式・第61期王位戦七番勝負「封じ手」 チャリティ・オークション)。

※九州豪雨被災地への義援金が目的

※木村一基王位の発案

出品初日の夜7時に1000万円超え

入札額推移

ヤフオク「封じ手」検索結果

出品初日の9月14日夜7時の時点で、第2局、第3局、第4局の封じ手用紙の入札額がいずれも10,001,000円(1千万1千円)。

封じ手おさらい

木村一基王位に藤井聡太七段が挑戦した第61期王位戦。第2局、第3局、第4局の封じ手ってどんな手だったっけ?

第2局封じ手

藤井七段の△8六歩。

※実際の封じ手は、手書きによります。

記念すべき、藤井聡太七段(当時)にとって初めての封じ手がこれ。

「封書のサインは上位者からするもの」と思ったのか、封じ手の入った封筒を木村王位に渡したところ、木村王位から「ここにサインするんだよ」と促される一幕がありました。

第2局は途中までは木村王位優勢でしたが、藤井七段の勝負手が功を奏し、藤井七段が逆転勝ち。藤井七段がシリーズの流れを引き寄せた一局となりました。

第3局封じ手

木村王位の△2三歩。

※実際の封じ手は、手書きによります。

シリーズ3-0になるか2-1になるかの大一番・第3局。

形としては、銀冠を目指して△2四歩としたいところでもありましょうが、あえて△2三歩。

「千駄ヶ谷の受け師」らしい渋い一着でした。

第4局封じ手

藤井棋聖の△8七同飛車成。

※実際の封じ手は、手書きによります。

7/16に初タイトルを獲得した藤井棋聖が、2つ目のタイトル獲得をかけた一戦。

当然、△2六飛も考えられるところ、封を開けてみたら、そこには△8七同飛成が。

豊川孝弘七段(この対局の副立会人)の持ちネタ「同飛車大学」が、ツイッターのトレンドに上がるほど話題になりました。

悪質(?)な出品に注意!

「王位戦 封じ手8七同飛成の写真  藤井聡太」という、封じ手の写真を出品している者がいました。

9/14 12:15現在で、100万円を超える値がついていましたが、詐欺まがいの手口(か、はたまたギャグか?)と思われるので注意しましょう!

9/14 12:30追記:その後、この出品は、削除されたようです。

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