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2019/6/22 棋譜入力トラブルは「先手藤井」という例外事象が原因

2020年1月8日

2019年6月22日(土)第69期王将戦1次予選決勝・藤井聡太七段 vs 千田翔太七段の対局で、棋譜入力トラブルが発生し、一時、対局が中断するハプニングがあった。

正確には「先後入力トラブル」

本局は、振り駒で藤井七段が先手になり、久しぶりに「初手▲7六歩」スタート。3手目に▲6八銀とし、相矢倉となった。

・・・と、驚きはそれだけにとどまらなかった。

「先手・千田七段」で入力

棋譜タブレットに、先手と後手の棋士名が逆に入力されていた(先手・千田七段、後手・藤井七段で入力していた)ようで、その修正のために、一時、対局を中断するハプニングがあった。

※中断したのは、対局開始後、10分頃のこと。

※中断時間は、体感的には2~3分。

「藤井・先手」は例外事象

なぜ、このようなトラブルが起こったかといえば、「藤井七段といえば後手」が定着し、その原則通り、「後手=藤井」として名前の入力欄が固定されていたからと考えることができる。

勿論、藤井七段が先手番になることはある。

だが、それは、あくまで「例外的な事象」であって、原則は「後手番」なのである。

AIの仕業か?

最近のニュースによると、AI(人工知能)が記録係の代わりをするという方向に話が進んでいるという。

天井からのカメラ画像をAIが認識して、棋譜入力を進めていくというもの。

今後しばらくは、AIと記録係が共同作業をする形で記録が進められていくというが…

今回、もしも、AIが「後手=藤井」と認識していたとすれば、それはもう「人間と変わらない」ということであり、「AIもここまで来たか」と、改めてその進歩を確認することになる。

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