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藤井vs豊島2019王将リーグ AI指摘の絶妙手

2020年1月7日

2019年10月7日、第69期大阪王将杯王将戦 挑戦者決定リーグ2回戦・藤井聡太七段 vs 豊島将之名人。

棋譜利用に関して

二転三転する展開の中、「藤井七段がこうやっていたら勝っていた可能性がもっと高かった」という手を将棋ソフトがいろいろ示したが([Youtube]藤井vs豊島~3度のチャンスと絶妙手参照)、中でも、128手目、本譜△8五桂のところ…

代わりに△3二角という手は、「絶妙手」の類の手といってよさそうで、さすがAIというべき一手だった。

飛車が逃げると△7六香が厳しく、かといって、4筋にも5筋にも歩が打てないので、歩を打って角の効きを止めることはできない。

▲5四桂が一番自然と思われるが、それに対しては△5二歩と打つ。

こうやって、「相手の攻め駒を攻め」ながら、さらにその先の先手玉の玉頭も狙うという…

[Youtube]藤井vs豊島~3度のチャンスと絶妙手参照

こういう△3二角みたいな手は、持ち時間に余裕があれば、気が付いた(or掘り下げられた)といえそうで、こういう手を実戦で見たい立場としては、「持ち時間4時間」という微妙な設定タイムをただただ恨めしく思うのであった。

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