藤井聡太七段、金正恩そっくりの橋本崇載八段に連勝~アベマTで
2018年6月17日夜配信の第1回AbemaTVトーナメント予選A組。
指したその手で自らチェスクロックを押す、超早指しルールの非公式戦。
予選A組から出場の藤井聡太七段は1回戦で近藤誠也五段に2連勝した後、A級復帰間近の位置にいる「ハッシー」こと橋本崇載八段にも2連勝。
計4-0のストレートで本戦(決勝トーナメント)進出を決めた。
vs近藤誠也五段ダイジェスト
1局目
3番勝負1局目は藤井七段が先手。
先手形勢:Apery563(藤井優勢) elmo622(藤井優勢)
○※近藤五段とAperyが一致。
○※近藤五段とelmoが一致。
仕掛けがうまくいった藤井七段が優勢。
ここで、▲3五銀と打った手がいい手で、攻めが継続。
先手形勢:Apery614(藤井優勢) elmo744(藤井優勢)
○※藤井七段とAperyが一致。
○※藤井七段とelmoが一致。
以下も中押し、ダメ押しと決定打が出て快勝。
まで95手で藤井七段の勝ち。
先手形勢:Apery2633(藤井勝勢) elmo3466(藤井必勝)
2局目
先手形勢:Apery343(近藤有利) elmo344(近藤有利)
○※近藤五段とAperyが一致。
○※近藤五段とelmoが一致。
近藤五段のパンチのほうが効いていそうな展開。
そして、66手目の局面。
先手形勢:Apery238(近藤指しやすい) elmo305(近藤有利)
※aprey「悪手」判定。
※elmo「疑問手」判定。
ここで近藤五段は▲4五桂としたが、▲6七金という詰めろ(次に▲6三銀以下)があったよう。
この「PK」を外したことで流れが変わり、形勢は混とん。
先手形勢:Apery356(近藤有利) elmo-244(藤井指しやすい)
この王手に対し、藤井七段の次の一手が将棋ソフトと同じ△4三玉。
先手形勢:Apery-658(藤井優勢) elmo-1041(藤井優勢)
○※藤井七段とAperyが一致。
○※藤井七段とelmoが一致。
取れる桂馬を取らずに、あえて下に逃げたのがいい手で逆転。
以下、藤井七段の玉は、ウナギみたいにヌルヌルして捕まらず…
まで122手で藤井七段の勝ち。
先手形勢:Apery-Mate:25(藤井勝利確定的) elmo-4981(藤井必勝)
○※藤井七段とAperyが一致。
予選突破へあと1つ(3番勝負勝利)となった。
vs橋本崇載八段ダイジェスト
次の相手は、お待ちかね、米朝首脳会談から帰国したばかりの橋本崇載八段。
先日、NHK桑子真帆インタビューの中で、米朝首脳会談に関心があることを匂わせていた藤井七段だったが、ここでいう「米朝首脳会談」とは、実はハッシーとの対局を暗に示唆していたのかもしれない(←本気にしないでくださいな)。
※ちなみに、「はしもと」と言えば、次に来るのは「たかのり 金ジョンウォン」というのが世間共通の認識※
1局目
先手形勢:Apery118(互角) elmo63(互角)
相穴熊で互角の中盤。
ここで、ジョンウン様は、スパッと▲3一角成と切り込んでいく。
先手形勢:Apery96(互角) elmo23(互角)
その後…
先手形勢:Apery188(橋本指しやすい) elmo260(橋本指しやすい)
穴熊の将棋はこうやって指すといいらしい。
とはいえ、まだまだ、どちらに転ぶかは分からない…
先手形勢:Apery-385(藤井有利) elmo-851(藤井優勢)
・・・と、この局面に。
ここで▲9一龍と逃げたのが良くなかったようで…
先手形勢:Apery-1648(藤井勝勢) elmo-2086(藤井勝勢)
これで一気に形勢が傾く。
まで94手で藤井七段の勝ち。
先手形勢:Apery-2331(藤井勝勢) elmo-2411(藤井勝勢)
藤井七段、難敵相手に1勝先取。
2局目
先手形勢:Apery65(互角) elmo133(互角)
相穴熊の後は一転、急戦調の将棋に。
さて、次の局面。
超早指しにも関わらず、ここでも「ソフト超え」な一手が出る。
先手形勢:Apery2018(藤井勝勢) elmo3640(藤井必勝)
将棋ソフトAIは、そろって▲6三龍だったが、藤井七段はそんなダサい手は指さなかった。
先手形勢:Apery3553(藤井必勝) elmo3882(藤井必勝)
これがキレイな必至。
まで63手で藤井七段の勝ち。
先手形勢:Apery+Mate:2(藤井勝利確定的) elmo+Mate:1(藤井勝利確定的)
これで、藤井七段の本戦(決勝トーナメント)進出が決定。
※決勝トーナメントがいつ配信されるのかは、現在調査中※
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