「井上慶太九段一門の呪い」は存在するか?
「藤井キラー」井上一門
藤井七段がデビュー当初、「めったに負けない藤井聡太」が、井上一門の3人に3連敗。
(負)vs.菅井竜也 七段 2017/8/4 第67期王将戦一次予選
(負)vs.稲葉陽 八段 2017/12/10放/ NHK杯
(負)vs.井上慶太 九段 2018/3/28 第68期王将戦1次予選
この頃、「藤井キラー・井上一門」などと言われたものだった。
もっともこれは、単に井上一門の個々の棋士が優秀なだけで、井上一門に藤井対策のノウハウがあるとか、ましてや、井上一門に「秘伝のおまじない」があるなんて話ではなかった(藤井キラーは井上一門のノウハウか?参照)。
藤井七段が巻き返す
その後、藤井七段が井上門下に対して3勝1敗。巻き返しを果たす。
(勝)船江恒平六段 2018/5/18 第31期竜王戦5組ランキング戦準決勝
(負)菅井竜也王位 2018/9/3 第44期棋王戦挑戦者決定トーナメント
(勝)稲葉陽八段 2019/1/20 第12回朝日杯将棋オープン本戦トーナメント1回戦
(勝)菅井竜也七段 2019/5/31 第32期竜王戦4組ランキング戦決勝
これをもって、「藤井キラー」という言葉はあまり聞かれなくなったのだが…
信じがたい事実が存在
ところが…
世の中には、現代科学をもってしても説明がつかない事実が存在する。
そして、そのような事実が、「藤井聡太vs井上一門」の対戦データにも存在した!
その驚愕の事実とは…
後手番地獄の怪
これまでの藤井vs井上一門の先手後手を確認してみたところ…
※藤井七段から見た先手後手
(後手)菅井竜也 七段 2017/8/4 第67期王将戦一次予選
(後手)稲葉陽 八段 2017/12/10放送 NHK杯
(後手)井上慶太 九段 2018/3/28 第68期王将戦1次予選
(後手)船江恒平六段 2018/5/18 第31期竜王戦5組ランキング戦準決勝
(後手)菅井竜也王位 2018/9/3 第44期棋王戦挑戦者決定トーナメント
(後手)稲葉陽八段 2019/1/20 第12回朝日杯将棋オープン本戦トーナメント1回戦
振り駒で6回連続、藤井七段が後手番に。
そして…
菅井竜也七段 2019/5/31 第32期竜王戦4組ランキング戦決勝
で、ようやく藤井七段が振り駒で先手になり、井上一門の「呪い」の存在も、一応否定されることにはなったのだったが…
その終盤、なんと千日手になり、結局、藤井七段が後手番に…
(先手⇒後手)菅井竜也七段 2019/5/31 第32期竜王戦4組ランキング戦決勝
そして、78期順位戦で対戦が組まれた藤井vs船江。
先手後手は抽選で決まるそうだが、やはり藤井七段は後手番になった…
(後手)船江恒平六段 2019/12/3 第78期順位戦C1組7回戦
偶然にしては出来すぎ
振り駒にしても、抽選にしても、先手(後手)になる確率は常識的には5割。
それが、ことごとく、藤井七段にとって不利な後手番になる…
そして、1度、振り駒で先手にはなったものの、発生確率が非常に低い千日手によってそれも覆される…
客観的事実を先入観抜きで判断する限り、
井上一門には、不思議な力がある
と考える方が自然だろう。
それが秘伝のおまじないなのか、ワラ人形のようなものなのか、それは分からないけれど…
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