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ひふみん「藤井君は秀才。20歳までに八段なら天才」

2020年1月8日

2018年1月2日、大阪市内で行われたトークショーで、「ひふみん」こと加藤一二三元名人が、紅白の審査員を務めたことや、藤井聡太四段のことについて語ったそうで。

紅白の審査員は4時間半もの長丁場の仕事。

でも、「将棋の対局は6~8時間あるので・・・」と余裕を見せた。

また、藤井聡太四段のことについて触れた際、「私は天才」「藤井君は秀才」とした上で、「私は最速の18歳で八段になりました。藤井さんは20歳までに八段になっていたら天才と呼びます」と語り、笑いを誘ったとのこと。

(引用元:スポニチ http://bit.ly/2CCMD59)

「天才」とは、結果に対して与えられる称号?

世間では、若くして結果を出した人のことを「天才」とか「才能がある」などと言ったりする。

つまり、「才能があるから若くして結果が出せるのだ」という論法によるものと思われる。

でも、加藤先生の「20歳までに八段になったら天才と呼びます」というのは、「結果が出たら天才に昇格だ」と言っているのと同じなわけで、つまり、「天才」とは、「結果に対して与えられる称号」ということになる。

身近なところで言えば、「頭がいいから100点を取る」のではなく、「100点を取ったから頭がいいと言われる」というのと同じ。

本人にしてみれば、100点を取るために最善の方法で努力しただけなのに、周りからは「お前は頭がいい。だから100点を取ったのだ」と言われたりする。

実際、松井秀喜も「努力できることが才能」みたいなことを言っていたわけで、才能なるものを「努力とは別物」として論じる方が間違いで、加藤先生のいう「20歳までに八段になったら天才と呼びます」は、ギャグではなくて、的を得た発言なのかもしれない。

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