2022第63期王位戦第4局▲4一銀は「AI超え」水匠5、dlshogiで急上昇
2022年8月24-25日、お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第4局・91手目、藤井聡太王位が指した▲4一銀は「AI超え」と言っていいでしょう。
AI超えの定義
AI超えの明確な定義はないかもしれませんが、単に「AI最善手と違う手で勝った」くらいでは、その手が「AI最善手より上」である根拠にはならないので、人よりもうんと強いAI自身が、「ワイが間違ってた。アンタが正しい」と認めたような手こそが「AI超え」と呼ぶにふさわしいでしょう。
※一般に、人が指した手につき、AI(将棋ソフト)の当初の評価は低かったものが、解析時間の経過とともに高評価に修正された場合、当該指し手をAI超えと呼んでいると考えられる。
水匠5・4億8千万超で初登場1位
最強クラスの将棋ソフト・水匠5で「検討」開始してからしばらく、ベスト10にも入らなかった91手目▲4一銀。
↓読み込み総手数(以下、ノード数)が4億7千万手を超えたところでも、やはりベスト10にも入っていなかった…。ところが…
↓ノード数が4億8千万手を超えた途端、初登場1位(最善手)!
dlshogi・9位→1位
同じく最強クラスの将棋ソフト・dlshogiで「検討」開始した直後は9位だった▲4一銀。
↓時間の経過とともに順位が上昇し…
↓最終的には1位(最善手)に!
動画で確認
91手目▲4一銀の箇所から→[Youtube]お~いお茶杯 第63期王位戦第4局~91手目解説
動画の最初から→[Youtube]お~いお茶杯 第63期王位戦第4局~かんたん解説
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