角換わり腰掛け銀[2020]AI定跡研究~桂馬の高跳びが歩の餌食にならない
藤井聡太七段もよくやる角換わり腰掛け銀。
この戦型の特徴のひとつとして、「桂馬の高跳び」があるわけだけど、なぜか、歩の餌食にならない…
歩を突けば、どう考えても桂馬は助からないのに、なぜかプロはそこで歩を突かない…
てか、桂馬を跳ねられた時、銀が下に逃げれば、次に△4四歩とか▲6六歩で桂馬を取れるのに、プロの下手っぴは、わざわざ△4四銀とか▲6六銀とか、「桂先の銀」をやっちゃうから桂馬を取ることができない…
「バカだなぁ…」
[Youtube]角換わり腰掛け銀 AI定跡研究(3)~桂馬の高跳び歩の餌食にならず
桂馬の高跳びで鯛を釣る
…ところが、桂馬の高跳びが歩のエサになるなんてのは過去の話で、腕さえよければ、桂馬の高跳びは、カツオとか鯛のエサになるようだ。
桂馬が跳ねてから歩を突く
桂馬が跳ねる…
銀が引かれる…
このままだと桂馬が助からないから、慌てて3筋の歩を突く…
将棋を覚えたての頃、誰もが一度はやったことがある手順。
それを、今や、「プロより強い」最強将棋ソフトがやる…
桂馬を取らせて、その空間に…
桂馬を取りに歩を突いてくれば、そこに空間が生まれる…
相手の守備を乱すのに、「カネはかかるけど一番早い」のがこれだ。
追加投資
桂馬の投資をした直後、できれば早期に回収したいところだが…
さらなる経済的負担を強いられる。
ここから△4四銀 ▲同銀 と進めば、角桂と銀の交換になり、先手はほぼ角一枚を丸々損することになる。
駒得はヘーキで裏切る
後手の立場からすれば、「我慢に我慢を重ねて、貯めるだけ貯め、落ち着いたら思いっきり…」と思っていたところが、そのままジ・エンドとなってしまった…ってところ。
桂馬に目がくらんだせいで見事に釣られてしまったというわけだ。
動画で見る>>[Youtube]角換わり腰掛け銀 AI定跡研究(3)~桂馬の高跳び歩の餌食にならず
いっしょに読まれています
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません