藤井聡太四段、11/21vs平藤七段 王座戦一次予選[速報]
2017年11月21日(火)の第66期王座戦一次予選・対平藤眞吾七段戦の速報です。
<1次予選「ホ」組決勝進出までのトーナメント表>
※あと2回勝つと、決勝進出。
また後手番でした
振り駒の結果、またしても後手番でした(笑)。
これで、2017年度は、先手15局、後手31局となりました(参考:藤井聡太、先手の勝率・後手の勝率)。
戦型は、「角交換しない」型へ
一手前(7手目)の▲8八銀に対し、藤井四段は△7七角成とせず、△3二金としました。
以下、しばらく角交換をしない&矢倉でもない系の将棋に・・・
右銀繰り出し
デビュー当初は、桂ポン(歩が衝突する前に右桂が▲4五or△6五にポンと跳ねる)が話題となりましたが、最近は、相手も警戒しているのか、なかなか見られなくなりました。
その代わり、右銀がズンズン出て行く将棋が多いようで、この将棋もそういう展開に。
昼食休憩
居玉のまま、△7五歩と突っかけ、銀が五段目に進出。ここで昼食休憩。
将棋ソフト(elmo)判定では、まだ全然互角(+48)。
長考の応酬
藤井四段、長考して△3三銀。
そして、この手に対し、平藤七段が長考。
ここで間違えると、一気に形勢に差がつく?
平藤七段やや有利?
2五にいた飛車が8五に回り、△8四歩と受けた局面。
将棋ソフトelmoの形勢判断は、+272で先手やや有利。
将棋ソフトボナンザ6.0の形勢判断は、+173で先手有利。
もっとも、「ほとんど差はない」と言えるレベル。
平藤七段、勝負手
その後、平藤七段は、形勢リード拡大を図り、▲9六角の勝負手を放つ。
それに対し、藤井四段は自然に対応(参照:棋譜・エルモ&ボナンザ解析)。
夕食休憩時の局面
将棋ソフトの形勢判断
elmoは -35、ボナンザ6.0は +14。
形勢は互角とみてよさそう。
終盤も形勢不明?
両者とも一歩も引かないまま終盤へ。
将棋ソフトの形勢判断も互角のまま(elmo -15、ボナンザ6.0 +67)。
形勢判断 elmo -104、ボナンザ6.0 -27。
実践的な固い手。
将棋ソフトの形勢判断は、相変わらず互角も、後手の方が手が分かりやすいかも?
形勢傾く
やはり、△3一歩で一気に流れを引き寄せたか、数手の間に局面は藤井四段に傾いた。
藤井四段、勝ち
まで126手で藤井四段の勝ち。
2四にいた銀をグイと進めた△3五銀。
▲同金なら、△4七金(or △5六馬~△5七金)くらいで先手受けなしか。
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