藤井聡太vs田中寅 実現せず←森内九段に敗れる
第69期王将戦1次予選で、森内九段vs田中寅九段の対戦があり、森内九段が勝ったため、藤井聡太七段vs田中寅彦九段の対戦は実現せず。
「天才キラー」田中寅彦九段と藤井七段の対戦はお預けとなった。
vs藤井にやる気満々も…
最近は、ワイドショーで藤井七段が取り上げられるときに、よくテレビ出演する田中寅彦九段。
藤井七段との対戦はまだなく、田中九段自身も、藤井七段との対戦を楽しみにしていたと思われるが…
今日勝てば藤井聡太と当たる対局。
内容は、やや苦しめの中盤で勝負手を放ち、飛車を成り合い敵の居王の弱点をつき指せる、いや楽観的な私は勝てる❗️と思い突っ込んで行ったが負けた。
ソフト検索したら、苦しいと考えた所では様々な手段がありまぼろしの勝ちを見ていたようだ。
もっと強くなりたい❗️— 田中寅彦 (@tora_ejison) 2019年3月12日
…というわけで、田中寅vs森内をウォッチングすると…
田中九段、チャンスを生かせず?
dolphin評価値グラフ
ぽんぽこ評価値グラフ
全体を通して、森内九段(先手)がリードしていたと思われる一方で、田中九段にもチャンスはあったのかもしれない。
田中九段、飛車を成り込む
先手形勢:dolphin888(森内優勢) ぽんぽこ637(森内優勢)
田中九段がツイートしていた「飛車を成り合い…」の場面。
将棋ソフトは▲9六歩だったところ、森内九段は▲8一龍。
dolphin「悪手」判定
ぽんぽこ「疑問手」判定
dolphin評価値グラフ
ぽんぽこ評価値グラフ
先手形勢:dolphin252(森内指しやすい) ぽんぽこ186(森内指しやすい)
これで田中九段の方に勢いが出てきたと言えそう。
だが…
自然と思われた手が…
先手形勢:dolphin450(森内有利) ぽんぽこ238(森内指しやすい)
この局面、将棋ソフトは△5四桂だったが、田中九段の指し手は△2四角。いかにも自然な一手に思えるが…
これが「疑問手」だったようで…
dolphin評価値グラフ
ぽんぽこ評価値グラフ
先手形勢:dolphin874(森内優勢) ぽんぽこ732(森内優勢)
▲3五銀打という、「鉄板流」森内九段らしい手厚い一手が飛び出し、以後は、森内九段がじわじわと差を広げて行った。
まで95手で森内九段の勝ち。
藤井vs森内 第2ラウンドへ
藤井vs田中寅が実現しなかったとは言っても、代わりに実現したのが藤井vs森内。これが必見のカードであることは言うまでもない。
王将戦1次予選
前回の2人の対戦はNHK杯。藤井四段がデビュー以来の連勝を続けていたため、NHKが録画ではなくライブでの放送を企画(結果として、この対局以前に連勝はストップしたものの、放送はライブ中継によって行われた)。
この時は、森内九段の矢倉に対し、藤井四段の右四間飛車がさく裂し、藤井四段が快勝した(2017/9/3 NHK杯 藤井vs森内)。
今度は早指しではない棋戦でのvs森内戦。
藤井七段としては、鉄板焼きでも食べて臨みたいところだろう。
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